このブログにおける「ゲーム」という言葉の使い分け(前編)

2016-01-04 20:34 · 1311 words · 3 minute read コラム

この記事の目的

このブログで使用する「テーブルゲーム」と「コンピュータゲーム」の使い分けについての説明です。

結論

「テーブルゲーム」・・・”ゲーム”の”ルール”を”再生”する媒体が”プレイヤー”のゲーム

「コンピュータゲーム」・・・”ゲーム”の”ルール”を”再生”する媒体が”コンピュータ”のゲーム

理由

なんの文脈もなしに、”ゲーム”という言葉を使ったとき大体においてそれは”コンピュータゲーム”とか”テレビゲーム”を指すことが多いです。しかし、”ゲーム”と言っても”コンピュータゲーム”だけではありません。いわゆる”非電源ゲーム”とか”アナログゲーム”とか言われている”ゲーム”もありますし、それ以外にも広がります。

ただ、この”非電源ゲーム”とか”アナログゲーム”といった呼び分けについては、個人的にしっくりきていないので、便宜上しっくりくる呼び分けを考えるか、というのが今回の記事の発端です。

まずは、一般に広まっている呼び分け方について個人的にしっくりきていない理由を述べていきます。

”電源ゲーム”と”非電源ゲーム”

”ゲーム”をするために電源が必要かどうかに着目した呼び分け方です。コミケ等でよくみかける気がします。

”電源ゲーム”はよしとして、ここでいうところの”非電源ゲーム”なんですが、じつは電源を使用する「テーブルゲーム」もあります。”コンピュータゲーム”ではないけれども、音源としてスピーカーを使用したりスマホを利用したりするものも出てきています。今後そういった「テーブルゲーム」も増えてきそうな気配。そうなってきたとき、電源の使用有無によって”ゲーム”の呼び分けをすると多少混乱、とまではいかないまでもややこしい。あとそれに、暗黙のうちに”ゲーム”は”電源ゲーム”ありきという風に聞こえてしまって、個人的に少し悲しさがあります。

”デジタルゲーム”と”アナログゲーム”

世間一般的な日常会話レベルで使用している、デジタルとアナログという言葉の意味は、デジタル=自動、アナログ=手動、ぐらいの認識で使用している気がします(乱暴)。

語義的にみてみると、デジタル=離散量、アナログ=連続量、です。ざっくり乱暴にいえば、数えられるかどうか。この見方で”ゲーム”を切り分けると、将棋盤と将棋駒を使用する将棋は”デジタルゲーム”に分類されますが、世間一般的な日常会話レベルでは将棋は”アナログゲーム”に分類されると思うので、ここでギャップが生じます。

”テレビゲーム”と”ボードゲーム”

”テレビゲーム”は「コンピュータゲーム」の言い表わし方の1つですが、”ボードゲーム”は「テーブルゲーム」の中の1つのジャンルです。TRPGやシミュレーションゲーム、TCGなど他にも色々あります。この対比だと、片方は全体を指すのに対しもう片方は1つのジャンルしか指していなく、対称的ではなく釣り合っていません。

”ゲーム”をどこで切り分けるか

では、どこに着目したらいいのでしょうか。そこで考えた結果が、”ゲーム”の”ルール”がなにで”再生”されるかです。

次回後編では、その結果に至った経緯を書きたいと思います。

それではこのへんで、ぶうぶう(締めの言葉)

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