ゲームマーケット2024秋 出展レポート

2024-12-14 14:08 · 2857 words · 6 minute read ゲームマーケット

開催概要・基本情報

今回のゲームマーケット2024秋は初めての幕張メッセでの開催となりました。
土曜・日曜の2日間開催(11/16,11/17)でしたが、
来場者は少なめながら出展料が安い日曜日のみの出展を選択しました。

前回出展したのが、2021春1だったので久しぶりの参加です。
久しぶりの参加になった理由は、ぼうっとしてたらいつの間にか月日が流れていたからです。
3年なんてあっという間ですね。

開場前の雰囲気2
開場前の会場 これから始まる熱気の予感を感じて、「これこれ!」となっていました。

設営の感じ3
設営1 設営2

実際に来ていただいたお客さんのタイムテーブル

今回は誰がいつくらいに来たかを記録していました。

時刻 配布物 備考
10:16
10:28 ア、じ、異、目
11:12
11:34 ア、目
11:44 ア、目
12:27 ア(有) 友人
13:13 ア(有) 友人
13:21 ア、目 友人
13:21 ア(有) 友人
14:09 ア(有) 友人
14:40
14:51 ア、じ、異
15:07 ア、目、異

補足

ア:アロエとシーサー
ア(有):アロエとシーサーと名刺スタンドセット
じ:じつは私、こういうものなんですが…
異:異能力じゃんけん
目:目に視えるものだけが世界のすべて

来ていただいた皆様、ありがとうございました。
一概にはいえないですが4、8組の新しい方たちにアピールできました!やったね!

午前中は人は来ないだろうから、会場内をぶらついてようかなとか考えていましたが、
思ったより来ていただけていました。

正直な感想として、「朝一でうちのサークルにくるよりも大手サークルに並んだ方がいいんじゃないですか??!?!」
とか思ってしまいました。申し訳ございません。ほんとうにありがとうございます。

なんだかんだ30分に1組は来ていただけたので、いいペースだった気がします。

あと、目に視えるものだけが世界のすべてはゲームとして認識しやすいのか(A4紙にルールとクロスワード的なマス目がある)、
特にこちらからプッシュしなくとも興味を持ってもらいやすかったです。

出展作品と新しい試み

今回は以下の2つの新しい試みを行ってみました。
というのも今回出展した「アロエとシーサー」は、出展申し込み時点でほぼほぼ完成していたからです。
せっかく期間あるし、やりたかったことやるかー、という感じです。

ロゴの作成

シンプルながらも初めてロゴを作成しました。
ロゴを作成したかった理由としては、いかにして無料配布A4一枚or名刺一枚ゲームにルールの器たるコンポーネントを与えるか、という課題意識があるからです。5

ロゴなんて作ったことないので、試行錯誤した結果、無料フォントを使用させていただいて、字間を詰めたり大きさを変えたりなどして作成しました。
自分で手を動かしたのでもちろん愛着が湧くものですが、思ったよりなにより自分が嬉しいのでこれは続けたいと思います。

名刺スタンドセットでの販売

従来は基本的にA4用紙1枚や名刺1枚での無料配布が中心でした。
しかし、これでは存在感が薄く、保管も難しいという課題がありました。
この課題に対する仮説として、空間的に部屋の一角を占有する必要があるのではないか?と思いまして、 名刺カードスタンドセットという形での販売を試みました。

ですが、この試みは友人の購入にとどまりました。
「アロエとシーサー」自体は無料で名刺ゲームとして渡していましたが、「アロエとシーサー」と名刺スタンドセットは100円で販売していました。6
当たり前といえば当たり前の結果なのですが、実質不要な名刺スタンドをわざわざ購入する意味は一般的にはないので、買われなかったと考えています。

自作のゲームの存在感を増したいというのは、製作者側のただのエゴなので、なかなか難しいですね。
この課題については、今後も考えていきたいと思います。

事前準備の反省と改善点

久しぶりの出展で、多くの準備を忘れていました。
特に作品一覧表の用意を忘れてしまったのが、痛かったです。

基本的にうちのサークルに来ていただける方は、新規の方だとほぼほぼ会場内全周回人7 の方なので、
その方が一瞬みて、どんなゲームを扱っているサークルなのかをわかってもらうサークル説明ポスターみたいなモノも必要だったと思います。

ただでさえ、うちのサークルで出しているゲームらはどんなものかわかりづらいので。8

「うかつにどんどん」という新方針

今回のメイン出展作品「アロエとシーサー」は、珍しく出展応募前にルールが完成していました。
ただなんとなく、ゲームマーケット当日までルール公開を控えていていました。
これにはまったく何の意味もありませんでした。
さっさと公開すればよかったです。

この経験から、新しいスローガン「うかつ9にどんどん」を考えました。
なんらかのゲームができたら即座に情報発信していく所存です。

弊サークルの生存戦略

基本、趣味なので赤字黒字は考えていません。
必ず赤字にはなりますが、ものすごい出費にはならないようにしています。
なので、継続して続けていける、低コスト戦略です。
細く長く。

ゲームマーケット参加の意義

基本的に創作への熱量は微熱です。
なので、ほっといても作りたくて作りたくてしょうがない!という状態にはなりません。
必要なのは締め切りです。

ですが、出展料が上がって出展を控えることもありました。
趣味の範囲内でやりたいですし。

日常的な宣伝活動についても消極的です。めんどくさいので。
カタログとXでポストするくらいです。

でも考えを改めました。
ゲームマーケットへの出展自体が宣伝活動なのです。
そういう意味でも毎回うかつに出展した方がいいですよね。

出展したりしなかったりする方が色々めんどくさいですし。
なにが必要かとか手続きとか毎回忘れるので。
そういう意味でも、毎回うかつに出展を申し込んだ方がいいです。そうします。

今後に向けて

「うかつにどんどん」のスローガンのもと、完成したゲームの情報はすぐに発信し、
ゲームマーケットには継続的に参加していく方針です。
また、ロゴ作成や見せ方の工夫など、新しい試みも続けていきたいと思います。


  1. 2024春の出展レポート ↩︎

  2. 写真は一部加工しています。 ↩︎

  3. 設営が完了したら、Xなどでその旨をポストする文化があります。
    あとまったく関係性はないのですが、土曜日のこの位置が「カナイ製作所」さんだったので、個人的におお!って思ってました。 ↩︎

  4. 毎回のように来ていただいているリピーターの方も何人かいらっしゃいますので全員が新規の方ではないという意味です。
    皆様、いつもありがとうございます! ↩︎

  5. この話はまた別の機会にまとめたいと思っています。 ↩︎

  6. ずっと無料配布だけでやってきたので、有料販売自体が今回初めてだったりします。 ↩︎

  7. 会場内全周回人(かいじょうないぜんしゅうかいびと)。自分も購入者側の場合、事前のカタログチェックはほぼせずに会場内を周回して全サークルを直接チェックしてます。
    ただ、年々ゲームマーケットの規模が大きくなっているので、会場内全周回人の数は減っていっている気がします。 ↩︎

  8. ゲームポエム的なゲーム。あるいはプリミティブな遊びに近いような。 ↩︎

  9. うかつ:ぼんやりしていること ↩︎

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